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DISCOVERYEP #282025-12-17← 思考のアーカイブに戻る
迷ってないで、使い捨てプロダクトをどんどん作れ

迷ってないで、使い捨てプロダクトをどんどん作れ

AI時代、開発コスト激減。迷わず使い捨てプロダクトを作り、市場の反応を直接掴む。

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AIの進化は、プロダクト開発における「サンクコスト」の概念を根本から変えつつあります。かつて高価だったコードが、今や瞬時に生成可能に。

しかし、私たちの思考は旧態依然。「もったいない」という心理が、迅速な試行錯誤を妨げていないでしょうか。

本記事では、AI時代にこそ「使い捨てプロダクト」を積極的に活用し、市場の真のニーズを効率的に探る方法を提案します。

POINT 01

AIが変えるサンクコストの常識

AIの登場により、プロダクト開発のコスト構造は劇的に変化しました。これにより、かつての「もったいない」という感覚は再考されるべきです。

従来の開発

  • 数万行のコードに100-150万円の価値。
  • エンジニアが数週間〜1ヶ月を要する。
  • 一度作ると捨てるのが心理的に困難。

AI時代の開発

  • 数万行のコードが1万円程度の価値に。
  • AI支援で瞬時に生成可能、同期間で数百万行。
  • 低コスト故に捨てる心理的ハードルが低い。

POINT 02

迷わず作ろう!「使い捨てプロダクト」の真価

AI時代において、プロダクト開発は「考える」フェーズから「作って試す」フェーズへと重心を移すべきです。机上で議論を重ねるよりも、実際に動くものを作る方が圧倒的に早く、多くの学びが得られます。

顧客向けのプロダクトであっても、まずは最小限の機能でリリースし、市場の反応を直接肌で感じることが重要です。これにより、真のニーズや課題を効率的に特定できます。

POINT 03

社内プロトタイプで高速検証を習慣化

社内コミュニケーションや検証の場では、Figma MakeやV0のようなツールを活用し、プロダクトマネージャー自身が動くプロトタイプを迅速に作成すべきです。これは現代のPMのデファクトスタンダードになりつつあります。

詳細なPRDやデザイン資料に時間をかけるよりも、実際に触れるプロトタイプで議論を進める方が、関係者間の認識齟齬を防ぎ、意思決定を加速させます。

POINT 04

B2C・B2Bにおける使い捨てプロダクト活用術

顧客向けプロダクトでも、使い捨て前提で試作・公開することで、市場の生の声や具体的な課題を効率的に把握できます。

B2Cでの活用

  • 顧客のペインやUGC創出の仕組みを検証。
  • 簡単なプロダクトをXで公開し、市場の反応を測定。
  • 診断結果のXポストボタンなど、UGCを促す仕掛けを実装。
  • 例: PM向け診断プロダクトを数時間で作成、初日3000人利用。

B2Bでの活用

  • 顧客の業務改善や困りごとを特定。
  • 仮想顧客(例: 経理)の業務を観察し、社内ツールを開発。
  • 課題理解からデリバリーまでを疑似体験し、経験を積む。
  • 使われなくなっても、プロセス体験自体が価値となる。

POINT 05

「考える時間」は最大の無駄。まず作って試せ

「時間がない」という反論は、本質を見誤っています。勘どころがないまま机上の空論を練る時間こそ、最も非効率です。

  1. STEP 01

    従来の思考

    PRDやディスカバリーに時間をかけ、机上で完璧な計画を練ろうとする。

  2. STEP 02

    実践の第一歩

    まずは最小限のプロダクトを作り、市場や顧客にリリースして反応を見る。

  3. STEP 03

    勘どころの獲得

    実際の反応から学び、肌感覚で真のニーズや課題を把握する。

  4. STEP 04

    効率的な次の一手

    得られた勘どころを元に、ドキュメント作成やディスカバリーを効率的に進める。

  5. STEP 05

    成功への加速

    「木こりのジレンマ」のように、実践を通じて斧を研ぎ、活動全体を加速させる。

TAKEAWAY

AIが開発コストを劇的に下げた今、迷わずプロダクトを作り、市場で試して捨てるサイクルこそが、成功への最短経路です。

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