Newbeeの八塚氏が、AIを活用した新しいウォーターフォール開発スタイル「リバースドキュメンティング」を提案します。
受託開発でウォーターフォールを採用する際、AIが開発とドキュメントの関係性を大きく変える可能性について語ります。
従来のウォーターフォール開発におけるドキュメント更新の煩雑さや、仕様変更の追跡の難しさをAIで解決する手法を解説します。
POINT 01
従来のウォーターフォール開発の課題
プロダクト開発だけでなく、ドキュメント更新と仕様変更のリアルタイム反映が大きな負担でした。
- ドキュメント更新の緻密さと高コストな管理
- 定例会議での仕様変更やスケジュール変更の反映の難しさ
- 実装中の変更がドキュメントに反映されず、貸し担保リスクを増大
- ミーティング、コード、ドキュメント間の乖離がプロジェクトを複雑化
POINT 02
AI時代の新開発スタイル「リバースドキュメンティング」
「リバースドキュメンティング」は、実装やプロトタイプを起点にAIでドキュメントを生成する開発手法です。従来のドキュメント作成プロセスを逆転させ、AIの能力を最大限に活用します。
このアプローチでは、まず開発を進め、その成果物からAIが自動的にドキュメントを作成・更新します。これにより、ドキュメントと実装の乖離を防ぎ、常に最新の状態を保つことが可能になります。
POINT 03
リバースドキュメンティングの具体的な5ステップ
Geminiを司令塔とし、PRD作成から納品物生成までを一貫してAIが支援します。
- 01
ステップ1: PRD作成
専用Geminiジェムに音声入力で要件を伝え、PRD草案を自動生成。不足部分を補完し、PRDバージョン1を完成させます。
- 02
ステップ2: プロトタイプ開発
PRDを元に、テックリードGeminiジェムがV0向けプロンプトを生成。意図を汲み取りながらプロトタイプ開発を伴走します。
- 03
ステップ3: 仕様変更の反映
プロトタイプ開発で生じた未定義仕様や追加要件をGeminiが抽出し、ADR形式でPRDに履歴として記録・更新します。
- 04
ステップ4: 会議内容の同期
定例会議の議事録をGeminiに渡し、PRDやWBSの差分を抽出・反映。プロトタイプ、ドキュメント、スケジュールの整合性を保ちます。
- 05
ステップ5: 納品物の自動生成
プロジェクトの全履歴を元に、詳細仕様書、操作マニュアル、テスト項目など、ウォーターフォールの納品物を瞬時に生成します。
POINT 04
AI前提のウォーターフォール開発の実現
この「リバースドキュメンティング」は、AIを前提とし、特にGeminiをテックリードとして集約することで成立する開発プロセスです。
アジャイル開発におけるAI活用は既に進んでいますが、ウォーターフォール開発においてもAIが現実的な解決策を提供し、プロジェクトの効率と品質を劇的に向上させることが可能になります。
TAKEAWAY
AIを活用した「リバースドキュメンティング」は、ウォーターフォール開発におけるドキュメント作成と管理の課題を解決し、常に整合性の取れたプロジェクト進行を可能にする革新的なアプローチです。
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